会うととっても好きだなと思う。愛しいし、ずっと一緒にいたいと思う。
彼の前でなら、感覚アンテナを最大に発揮して、友達にはなかなか理解されない発見も容易にアウトプットできる。風が見えるとか、海が銀色だったとか、イチョウが満月みたいに輝いてたとか。
彼が、それを楽しんでくれるのを、私は知っている。彼には好かれてたいし、よく見せようとする私自身がいるのも気付いている。
そして彼のさり気ない優しさやロマンチックなところが、私をくすぐり続けている。
でもお互いに知っている、
お互いにあいいれないこと。
彼は私を利用していて、
私も彼も利用している。
現実世界の部分的な非現実世界で、現実世界と非現実世界の境界線上で、たまに生きている。
すきだよ、なんて。
ただのひらがな4文字の集まり。
なにも意味をなさない4文字である。
生きていない。
現実を。
生きたいのに、ラクをして。
生きない道を選んでいる。
また9ヶ月でフィニッシュかな。
まだ3ヶ月半しか経ってないや。
うーん、ファッションセンスだけは、磨きたいと思っている、切実に。