引き出し、閉めれなくなった

楽しかったこと、
思い出して

あったね〜、
なんて
懐かしがって。

留めてたものがこぼれていくように
思い出が溢れていって、
話せば話すほど
2人の思い出が清算されていくようで。

ちょっと悲しかった。

閉じてた引き出しをこじ開けて
思い出を引っ張り出す作業は楽しいのに
おしまいのチャイムを
自分で鳴らしてるような。

つよがりもいいところだ。

幸せになって欲しい気持ちは、
確かにある。
それ以外の気持ちも、
たぶんむちゃくちゃある。
複雑。

ちょっと待った、も言えなかった。
だって壊したくない。

笑顔でじゃあねって言ったあと、
少しだけ泣いたの、内緒だね。